研究課題/領域番号 |
17K15354
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
粉川 美踏 筑波大学, 生命環境系, 助教 (10732539)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 散乱分光 / 近赤外分光法 / 多変量解析 / 食品の熟成 / モニタリング / 散乱特性 / 微細構造 / 熟成 / 貯蔵 / 力学的特性 / 食品の熟成プロセス / 吸光特性 / 光散乱 / 網羅的計測 |
研究成果の概要 |
本研究では、様々な光学手法を組み合わせ、対象の化学・物理的性質を網羅的に計測するスペクトロミクス手法を開発した。加えて、計測対象の微細構造や物理的特性を計測するレーザー散乱測定装置を開発し、農産物や食品の貯蔵・熟成中の微細構造変化や物性を非破壊的に計測・評価した。物理的特性を計測する光散乱特性と、化学的特性を計測する近赤外吸収および蛍光を組み合わせ、食品や農産物の時間的変化(熟成、発酵、鮮度低下、劣化)や機能性成分含有量を網羅的に計測した。そして最終的には食品加工プロセスに対応したモニタリングシステムを開発することを目指し、加工の各工程で取得したスペクトルデータと対象物の品質の関連性を調べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食品や農産物の加工プロセスでは多くの化学的・物理的変化が起こり、食品の品質は多面的な要素がお互いに関連しあっている。そのような複雑な計測対象を正確に把握するために、本研究では様々な光学的計測法を組み合わせ、情報を統合し解釈する手法を開発した。本研究で開発した計測・解析手法は様々な生物資源に応用可能であるとともに、情報化社会において複雑な対象をデジタル情報として把握する上でのツールになると期待される。
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