研究課題/領域番号 |
17K15357
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
唄 花子 北海道大学, 農学研究院, 助教 (60775443)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 子宮 / ウシ / 低酸素 / 反芻動物 / 遺伝子発現 / 胚 |
研究成果の概要 |
本研究は、大気中と子宮内環境の酸素濃度の違いに着目した。計画では、① ウシ胚および子宮内膜細胞を用いた低酸素細胞培養系の確立②ウシ胚および子宮内膜細胞の重要候補因子の抽出と解析③妊娠成立に必要な低酸素応答経路の構築を目標とした。 ①ウシ胚および栄養膜細胞CT-1、F3細胞を用いた培養を試みたが、安定して維持継代できなかった。子宮内膜細胞は、通常および低酸素条件での比較を行った。②③については子宮内膜上皮細胞に絞り、計画より遅れたが低酸素条件でのタンパク質レベルの発現解析に着手し、候補因子の検証を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、通常は大気中と同じ条件で行っている細胞培養実験を子宮内環境を想定した酸素濃度での行い、その中で発現変動する候補因子を解析した。まだ精査が必要な段階であるが、これら因子およびその機能の検証により、妊娠成立のための知見が得られることが期待できる。得られる結果は新規知見であるため学術的意義は大きく、現在私たちヒトにおいても不妊は社会的問題となっていることからその社会的意義も大きいと考えている。
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