研究課題/領域番号 |
17K15374
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 公益財団法人実験動物中央研究所 |
研究代表者 |
峰重 隆幸 公益財団法人実験動物中央研究所, マーモセット医学生物学研究部, 研究員 (00791584)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | コモンマーモセット / 非ヒト霊長類 / 小腸 / 消耗性症候群 / 十二指腸拡張症 / 獣医学 / 病理学 / 実験動物学 |
研究成果の概要 |
消耗性症候群(WMS)は飼育環境下のコモンマーモセットの重要な消化器疾患であり、その衰弱の主因である。WMSは進行性の体重減少、筋委縮、脱毛症、下痢などを主徴とするが、その病態については不明な点が多い。そこでWMSの臨床的および病理学的な検索をおこなった。WMSの新規管理法としてパンクレリパーゼとコバラミンの複合プロトコルの有効性を明らかにした。 加えて、コモンマーモセットの新規消化器疾患として"コモンマーモセットの十二指腸拡張症"を提唱し、その病態を明らかにした。また、本疾患の消化管造影を必要としない簡易なスクリーニング検査法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MWSの病態解明と治療予防法確立は緊急の課題である。しかしながら、MWSの先行研究は一部の臓器の病理検索や試験的薬剤投与に関する報告が大半であり、国際的に認知された病態仮説や予防治療法は確立されていない。本研究の成果はマーモセットの獣医師のみでなく、マーモセットを使用する全ての生命科学研究者にも貢献をもたらすと考える。
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