研究課題/領域番号 |
17K15376
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
羽田 真悟 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (40553441)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 内視鏡 / 不受胎牛 / リピートブリーダー / 牛 / 繁殖障害 / ウシ / 生殖器 / 子宮 / 獣医臨床繁殖学 |
研究成果の概要 |
観察方法を確立するために、外筒法と内芯法を検討した結果、ステンレスの内芯を用い人工授精の要領で実施する方法を確立した。子宮内異常のモデルとして分娩後の子宮を観察したところ、液体の貯留がある場合は従来の検査法と所見が一致した。一方で、子宮内膜の穿孔、糜爛、ただれ、白色の粒状隆起、変色などは、内視鏡でのみ発見できる所見であった。不受胎のウシにおいても部分的に変色している症例や、粘膜面が粗造な症例がみられたことから、超音波検査では診断できない子宮内膜の異常ををともなう不受胎の個体が一定数いることが示唆され、その診断に内視鏡が有用であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウシの子宮内を容易に観察できたことから、正常および異常な子宮内膜の肉眼的所見を蓄積することが可能となり、ウシの臨床繁殖学において貴重な情報を収集することができるようになった。実際、現在簡易に実施できる超音波画像検査において検出できない子宮内膜の異常初見を発見することができ、不受胎のウシにおいてもその所見がみられたことから、不受胎の原因の明確化とそれによる対策の正確性を増すことで、ウシの生産性を向上させられることが期待できる。
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