研究課題/領域番号 |
17K15378
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 大阪府立大学 (2018) 岐阜大学 (2017) |
研究代表者 |
西田 英高 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (00622804)
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研究協力者 |
前田 貞俊 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (50377694)
神志那 弘明 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (50506847)
秋吉 秀保 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (50420740)
鳩谷 晋吾 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (40453138)
Prockop Darwin Texas A&M Health Science Center, Professor
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | エクソソーム / 間葉系幹細胞 / 中枢神経再生 / トランスレーショナルリサーチ / 再生医療 / 幹細胞 / 分離 / 抗炎症作用 / 移植・再生医療 / 脳・神経 / 臨床 |
研究成果の概要 |
イヌおよびヒト骨髄間葉系幹細胞由来エクソソームを用いた中枢神経損傷に対する新規治療法の基盤技術の開発を目的に、骨髄間葉系細胞を無血清培地で培養し、得られた培養上清からカラムクロマトグフィーを用いて多量のエクソソームを含む分画を回収することに成功した。 さらにヒト骨髄間葉系幹細胞の培養上清から2種類のエクソソームの分離に成功し、それぞれこれらのエクソソームには抗炎症作用が有することが明らかとなった。今後これらの技術を用いた幹細胞由来エクソソームを用いた新たな中枢神経再生の治療法の開発へつなげる予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、 培養上清中に存在するエクソソームに着目し、精製後に凍結保存することによって “ready-to-use”を実現可能にした新たな再生医療の治療技術の提供が実現可能となった。本研究で得られた結果を総合的に評価し、次のターゲットであるイヌの中枢神経損傷に対する臨床研究につなげていく予定である。イヌの中枢神経損傷症例は自然発症疾患であり、ヒトのト ランスレーショナルリサーチモデルとして重要な役割を担っている。本研究は伴侶動物の再生医 療を推進させるだけでなく、ヒト臨床応用への有効性を検討するための信頼性の高い情報を提供することが可能となる。
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