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猫伝染性腹膜炎の治療薬開発に向けた創薬ターゲットの網羅的スクリーニングによる同定

研究課題

研究課題/領域番号 17K15382
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 獣医学
研究機関日本獣医生命科学大学

研究代表者

佐藤 由佳  日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 助教 (10781015)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード猫伝染性腹膜炎 / コロナウイルス / スクリーニング / cDNAライブラリー / レセプター / ウイルス / 猫伝染性腹膜炎ウイルス
研究成果の概要

コロナウイルス感染においてレセプターの種特異性が重要であり、猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)の病原性獲得にはレセプター選択性の変化が関与していると報告されていることから、cDNAライブラリーを用いた新規レセプターの同定を試みた。既知のFIPVレセプターであるfAPNをノックアウトした細胞から作製したcDNAライブラリーをレンチウイルス遺伝子発現システムによりネコ以外の様々な動物種の細胞に導入した。その後FIPVの粒子産生が認められた細胞をスクリーニングした。いくつかの候補遺伝子が発見されたので、今後その遺伝子をクローニングし、FIPV感染に重要かどうかを確認後、役割を解析していく予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

FIPVの新規レセプターの発見はFIP特異的な治療薬の開発および臨床応用につながるだけでなく、FIPVの新たな増殖機構を解明するのに重要な知見である。また既知のFIPVレセプターであるfAPNをマウスなどの他種の細胞に発現させるとFIPVが増殖可能になることから、FIPVと他のコロナウイルスは類似した宿主因子を利用して増殖していることが考えられる。コロナウイルス感染症は獣医学領域において、またSARSやMERSなど人に急性で重篤な症状を引き起こすことから医学領域においても非常に重要であり、これらのコロナウイルス感染症の新規治療法の開発への応用も期待できる。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Feline coronavirus replication is affected by both cyclophilin A and cyclophilin B.2017

    • 著者名/発表者名
      Tanaka Y, Sato Y, Sasaki T.
    • 雑誌名

      Journal of General Virology

      巻: 98 号: 2 ページ: 190-200

    • DOI

      10.1099/jgv.0.000663

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] ネココロナウイルス増殖過程におけるシクロフィリン要求性について2017

    • 著者名/発表者名
      田中良和、佐藤由佳
    • 学会等名
      第160回日本獣医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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