研究課題/領域番号 |
17K15393
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
小林 功 金沢大学, 生命理工学系, 助教 (30774757)
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研究協力者 |
福原 茂朋
飯田 敦夫
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 造血幹細胞 / 血管芽細胞 / インテグリン / ゼブラフィッシュ / 細胞接着分子 / 発生 / 血液 / 血管内皮細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、ゼブラフィッシュ胚を用いて造血幹細胞の発生動態を追跡し、細胞接着分子であるインテグリンが造血幹細胞の形成に不可欠な細胞内シグナル伝達に関与していることを突き止めた。インテグリンは細胞の接着に関わるだけでなく細胞のシグナル伝達にも影響することは知られているが、造血幹細胞の発生過程に関わるインテグリンのシグナル伝達経路を明らかにしたのは今回が初めての報告となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工多能性幹細胞(iPS細胞)から造血幹細胞を造り出すためには、発生期における造血幹細胞の形成過程を分子レベルで解明する必要がある。ゼブラフィッシュは発生過程の細胞の動態を追跡しやすいなどの利点から発生生物学の分野で優れた実験モデルとして知られている。本研究で得られた知見は哺乳類でも共通である可能性が高く、今後、iPS細胞から造血幹細胞への分化誘導に応用できる可能性を秘めている。
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