研究課題/領域番号 |
17K15396
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
岩森 督子 九州大学, 医学研究院, 助教 (10711509)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 生殖細胞間架橋 / 精子形成 / セルトリー伸長期精細胞間密着結合 / KIAA1210 / 精巣特異的細胞間結合 / Intercellular bridge / EPS / ノックアウトマウス / ノックインマウス / Blood-testis barrier / 繁殖生物学 |
研究成果の概要 |
精子形成には細胞間結合が不可欠であり、欠損すると雄性不妊になる。これら細胞間結合にはIntercellular bridge(ICB)、Blood-testis barrier (BTB)、Ectoplasmic specialization (ES)などが含まれ機能は不明である。本研究では我々が同定した多様な局在を示す新規ESタンパク質KIAA1210を中心として、異種の細胞間結合の関連性解明を目指し、KIAA1210ノックアウトマウス解析および細胞間結合因子に蛍光タンパク質を融合発現するトランスジェニックマウスの作製・解析に関わる研究を行い、予備実験から得られた新たな知見を論文発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ICBを含む精巣特異的細胞間結合欠は損すると不妊になることから、精子形成において重要な存在であるかは明白である。各々の細胞間結合は低分子輸送など細胞間コミュニケーションを担っていると予想されるが、機能は未だに不明である。また、ダイナミックな精子形成を滞りなく実現するには異種の細胞間結合が連携制御されていると予想される。我々が同定した新規ESタンパク質KIAA1210はICBタンパク質と複合体を形成し、異種の細胞間結合の関連性を研究するのに適している。成果は生殖生物学分野において重要な知見となるだけでなく、医療、畜産、養殖、野生動物など幅広い分野への応用的貢献が期待される。
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