研究課題/領域番号 |
17K15407
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 総合地球環境学研究所 |
研究代表者 |
ルプレヒト クリストフ 総合地球環境学研究所, 研究部, 上級研究員 (90783895)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 緑地計画 / green space / public health / children / environmental justice / social infrastructure / green infrastructure / urban planning |
研究成果の概要 |
本研究では、認可外保育施設における緑地利用について、利用できる公園などの緑地は保育士や親の期待に沿えていないことが明らかになった(Rupprecht & Cui 2020)。認可外保育施設は、多様な緑地を利用することで毎日のアクセスを目指している。そうした中で、保育士が重要な役割を果たしているが、保育士・親ともに地域で利用可能な緑地の多様性、質と量は不十分だと認識している。親は保育施設の選択の際に、緑地利用の状況を優先事項と捉えておらず、また子供の緑地利用に関するトラブルについては保育士に比べ認識が低いことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、我々の知る限り、国内で初めて認可外保育施設における緑地利用の現状と課題を明らかにした研究であり、また、初めて日本の主な都市における保育施設の緑地利用の現状と課題を、国際学術誌で国際研究コミュニティと共有した研究である。 パブリックヘルスや都市計画の観点からは、緑地の多様性、質と量を包括的に向上させるためには、大幅な公共投資の拡大が不可欠と考えられる。さらに、子供が緑地を利用しやすい環境を作るために、福祉、都市計画や交通を担当している自治体部局の連携や、保育士と親がより活発に緑地利用について話し合い、協力することが望ましいと考えられる。
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