研究課題/領域番号 |
17K15412
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 立命館大学 (2018-2020) 埼玉大学 (2017) |
研究代表者 |
長野 稔 立命館大学, 生命科学部, 助教 (80598251)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 植物免疫 / 細胞膜 / マイクロドメイン / スフィンゴ脂質 / 植物 / 免疫 |
研究成果の概要 |
本研究では植物免疫における細胞膜マイクロドメインの役割を明らかにするために、マイクロドメインが減少したシロイヌナズナの形質転換系統、及び変異体を確立した。その系統を用いたプロテオーム解析等により、主要な免疫タンパク質がマイクロドメインに存在することを明らかにした。また、マイクロドメインが病害応答時の活性酸素種の産生に貢献することも明らかにした。以上の結果から、シロイヌナズナの免疫においてマイクロドメインが重要な働きをすることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、恒常的にマイクロドメインが減少したシロイヌナズナ系統を作出することができたため、マイクロドメインに関する生化学実験や生理学実験を容易に行うことが可能となった。そのため、マイクロドメインの植物免疫における役割を解明することができた。マイクロドメインは免疫以外にも様々な環境ストレス応答や生育に関与することが示唆されているため、本研究で確立した実験系は他の生理学的機能とマイクロドメインの関係の解明にも展開できる。またマイクロドメインの機能が解明できれば、マイクロドメインを利用した植物機能の強化が期待できる。
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