研究課題/領域番号 |
17K15416
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
岩田 雄二 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (80704965)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | microRNA / Dicer / シロイヌナズナ / SERRATE / Dicer-Like1 / Serrate |
研究成果の概要 |
シロイヌナズナのmicroRNA(miRNA)生成において中心的な役割を果たすDicer-Like1(DCL1)タンパク質と協調して機能するタンパク質であるSERRATE(SE)の機能解析を行った。その結果、SEのN末端領域が高度にリン酸化されており、miRNA生成に重要な役割を果たしていることが明らかになった。 また、シロイヌナズナDCL1によるmiRNA前駆体切断機構について解析を行った。その結果、miRNA前駆体のステムに存在する複数のミスマッチ領域がそれぞれ異なる働きをしており、DCL1によるmiRNA前駆体切断反応における効率と正確性を規定していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物におけるmiRNA生成機構は国内外の多くの研究者によって解析されている。miRNA生成に関与するタンパク質は多数同定されているが、それらがどのように協調してmiRNA生成に寄与しているかに関する詳細な分子メカニズムは不明な点が多い。特に、miRNA生成におけるタンパク質の翻訳後修飾の役割を示した例は少なく、本研究はそれを明らかにした点で意義深いといえる。
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