研究課題/領域番号 |
17K15428
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 明治薬科大学 |
研究代表者 |
伊藤 元気 明治薬科大学, 薬学部, 助教 (30610919)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 合成化学 / 芳香族化合物 / ロジウム(II)触媒 / ナイトレン / 炭素-窒素結合変換 / 炭素-窒素結合変換 |
研究成果の概要 |
(1) 二核ロジウム(II)触媒から生成したロジウムナイトレン種を利用することで芳香族第一級アミン類から一段階でのアゾスルホン合成法の開発に成功した。得られたアゾスルホン類はジアゾニウム塩の代替としてC-N結合変換に利用できた。 (2) 上記(1)の手法を2-アミノフェニルボロン酸誘導体に適用することで、新規ベンザイン発生法を見出した。 (3) 芳香族第三求アミン類に対してロジウムナイトレンを反応させることでオルト位でのC-Hアミノ化反応の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、芳香族C-N結合変換には爆発性のあるジアゾニウム塩が使用されてきたが、本研究によってより安全なアゾスルホンで置き換えられる可能性が開けた。またロジウムナイトレン種に関して、N-Hアミノ化反応が進行することを初めて明らかにし、さらにN-Hアミノ化を含む連続反応によって、室温・中性の穏やかな条件でベンザインを発生する極めて有用かつ新規性の高い手法の開発に成功した。また、芳香族C-Hアミノ化が通常困難な立体的に混み合ったオルト位で選択的に進行することを見出し、基質のアミノ基とロジウムナイトレン種間の相互作用を示唆する結果を得た。
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