研究課題/領域番号 |
17K15439
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
山本 佐知雄 近畿大学, 薬学部, 講師 (10707954)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マイクロチップ電気泳動 / 高分子ゲル / 糖鎖 / マイクロフルイディック / オンライン濃縮 / オンライン蛍光標識 / マイクロチップ / オンチップ法 / 酵素消化 / 糖タンパク質糖鎖 / マイクロ・ナノデバイス / バイオ関連機器 / 分析科学 |
研究成果の概要 |
高機能化マイクロチップを用いるバイオ医薬品の超高速分析システムの開発では短時間酵素消化法のオンラインマイクロチップ酵素消化法の開発、オンライン試料濃縮・標識マイクロチップ電気泳動法の開発、細胞培養や輸送に適したフォトリソグラフィーフリー多分岐流路を有するマイクロチップの作製、および多分岐流路を有するマイクロチップを用いて開発した方法を含め異なる機能をもつ複数のゲル層を流路上に配し,濃縮,反応,粗分画,特異的抽出の一連の過程を実現するための研究を遂行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイクロチップ電気泳動の多機能化に関する研究は世界中で盛んに行われており,特にここ数年では臨床応用に向けた研究も報告されているが、これらの報告では基盤となるマイクロチップを作製するために非常に高価な装置,あるいは卓越した技術が必要となっている.今回開発した技術は,特定成分の抽出・濃縮・分離・検出など分析に必要な一連の操作をチップ上で行うことができる.これらの開発した方法をさらに発展させることにより,医薬品の開発現場で実施されている糖鎖含量試験のようなルーチン分析の負担軽減や,生体成分の作用解析の迅速化,さらに血中抗体医薬品の詳細な体内動態の解明が可能なデバイスの開発に繋がると考えられる.
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