研究課題/領域番号 |
17K15478
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
稲垣 善則 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40733390)
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研究協力者 |
陳 ユ
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / 肝内転移 / 化学療法 |
研究成果の概要 |
肝内転移評価モデルの構築は、肝細胞癌の治療法の開発において有効である。本研究では、肝内転移を評価するためのin vivoモデルを確立し、それに基づいたin silico予測評価モデルの構築を図った。その結果、肝細胞癌細胞をマウスの脾臓に移植し、肝転移を成立させるin vivoモデルを確立した。肝細胞癌細胞の移動と転移に関するデータを蓄積させたin silicoシステムによる評価は、in vitro実験で得られた細胞移動のデータと相関する結果を示したが、ばらつきが大きく正確な定量的予測を可能とするには至らなかった。当該システムの評価精度の向上には、多種のデータの蓄積が必要であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で構築したin vivo肝内転移モデルは、肝細胞癌細胞の転移を評価するのに有効であり、開発が立ち遅れている肝細胞癌に対する抗癌剤を開発する創薬研究などにおいて有用であると考えられる。また、肝細胞癌の肝内転移に関する分子メカニズムの解明はまだ不十分であり、本モデルは肝細胞癌細胞の転移に重要な分子種の解明に貢献できると考えられる。
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