研究課題/領域番号 |
17K15481
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
田良島 典子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 助教 (90755183)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 環状ジヌクレオチド / がん免疫療法 / 化学修飾核酸 / 環状ジヌクレオチド類 / STING |
研究成果の概要 |
本研究では,低 (中) 分子化合物のよるがん免疫療法薬の創出へ向けて,環状ジヌクレオチド類 (CDNs) をシードとした創薬化学研究を実施した.CDNsの医薬応用へ向けては,分子内に存在する2つのリン酸ジエステル部に由来する負電荷の解消が有効である.そこで本研究では,① リン酸時エステル部のプロドラッグ化 ならびに,② 環状ジペプチドを基本骨格とする非リン酸ジエステル部含有アナログの創製という2つの戦略から等価体アナログの獲得に取り組んだ.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,がん免疫療法薬の中心は,PD-1などのT細胞免疫チェックポイント分子に対するモノクローナル抗体 (免疫チェックポイント阻害薬/2018年ノーベル医学生理学賞) であるが,高い治療効果を発揮する反面,その高額な薬剤費ゆえに,医療費破綻の懸念が大きな社会問題となっている.この現状を打破するため,本研究では,がん免疫賦活作用を有することが知られている環状ジヌクレオチド類をシードとした創薬化学研究を実施し,いくつかの有用なアナログを獲得することに成功した.
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