研究課題/領域番号 |
17K15482
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
阿部 由紀子 九州大学, 薬学研究院, 助教 (40586856)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | APサイト修復阻害 / 共有結合形成 / 医薬分子設計 / DNA脱塩基部位 |
研究成果の概要 |
本研究ではAPサイト修復阻害に基づく新規抗がん剤および抗がん効果増強剤の開発を行った。本研究期間を通じてチオグアニンリガンドの設計と合成を行い、その化学的性質を明らかにした。また、APサイトを有する短鎖人工核酸を用いてチオグアニンリガンドによるAPサイト部位特異的切断能を評価し、リガンドがAPサイト認識後、部位特異的に切断し、かつ共有結合を形成する事を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して開発したチオグアニンリガンドは、代表的なDNA損傷の一つであるAPサイトを特異的に認識し、APサイト部位での切断を促進する。更には、APサイトの切断産物と共有結合を形成する事で、APサイト修復を阻害すると期待される。本リガンドはAPサイト修復阻害に基づく新規抗がん剤および既存抗がん剤との併用による抗がん効果増強剤として有用なツールとなりうる。
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