研究課題/領域番号 |
17K15484
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 京都薬科大学 (2019) 東京薬科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
高山 健太郎 京都薬科大学, 薬学部, 准教授 (70611482)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | フォリスタチン / マイオスタチン阻害 / 構造活性相関 / マイオスタチン阻害ペプチド / 選択的阻害 / 生体分子 |
研究成果の概要 |
マイオスタチンは骨格筋量を負に制御している生体内因子であり、阻害剤の創製は筋萎縮の克服にアプローチすることができる。本研究で着目したフォリスタチンはマイオスタチンに結合し、その機能を阻害するタンパク質である。本研究では、このN末端領域に由来する14残基ペプチドをマイオスタチン阻害ペプチドとして見出し、構造活性相関研究により活性発現に重要なアミノ酸残基を同定すると共に、高活性誘導体の創製に成功した。またマウスへの筋肉内投与により筋重量が12%増加する成果も得られ、今後の創薬展開が期待される結果となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイオスタチン阻害剤は、世代縦断的に広範な筋萎縮疾患への適用が期待できる。例えば、がん悪液質、筋ジストロフィー、寝たきり患者などでみられる廃用性筋萎縮、老年性の筋萎縮(サルコペニア)等の克服に応用できる可能性がある。また、マイオスタチン阻害は脂肪細胞の肥大化を抑制するとの報告があり、肥満(メタボリック症候群)に奏功する可能性も秘めていることも興味深い。更にペプチドは、抗体に比べると比較的安価に化学合成可能であり、経済的メリットもある。
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