研究課題/領域番号 |
17K15492
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
田中 大 東北医科薬科大学, 薬学部, 助教 (00613449)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ガラクトフラノース / 細胞壁多糖 / Aspergillus fumigatus / 糖転移酵素 / 環境ストレス応答 / 糖鎖 / 免疫回避 / 細胞壁 / Cell Wall Integrity / 環境ストレス / Cell wall integrity / 自然免疫 / 微生物・感染症学 / 真菌 |
研究成果の概要 |
細胞壁多糖の構造多様性は、ヒト病原糸状菌の病原性に直接影響を与える因子である。研究代表者は、特に強力な病原性をもつAspergillus fumiagtusが希少糖鎖ガラクトフラノースを細胞壁中に保持していることに着目し、① ガラクトフラノース糖鎖がどのように形作られるのか、② どの遺伝子の働きによって作られるのか、③どのような環境ストレス要因が構造に影響を与えるのか、を調べ、それらメカニズムの一部を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトは真菌の細胞壁多糖と同じ成分を体内に持っていない。したがって、細胞壁多糖をターゲットにした抗真菌薬は、ヒトへの副作用低減・防止の観点から鑑みてとても優れている。一方、現在上市されている抗真菌薬のラインナップには、ガラクトフラノース糖鎖生合成機構を標的にした薬はまだ無い。本研究で見出されたガラクトフラノース生合成遺伝子やその制御システムは、新たな抗真菌薬の開発や真菌症治療戦略の標的として有望であると考えられる。
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