研究課題/領域番号 |
17K15501
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
石田 奈津子 金沢大学, 薬学系, 助教 (70794220)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / 疼痛緩和 / 緩和ケア / QOL / 薬物療法 / 緩和医療 / 非がん性疼痛 / 多施設共同研究 |
研究成果の概要 |
本研究は筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者における疼痛の要因や病気の進行度に応じた薬物療法を確立することを目的とした。多施設共同横断研究では,若年,寝たきり,四肢発症が疼痛に独立して関連する危険因子となった。さらに,多施設共同前向き観察研究において疼痛非発現群では観察期間前後で身体機能の低下がみられたが,発現群では変化が見られなかった。このことから,ALS患者における疼痛は身体機能の維持された状況で発現しやすいことが示唆された。また,ALSの疼痛に対する薬物療法に関して,NSAIDs単独使用では疼痛が残存する患者が多いことから,鎮痛補助薬やオピオイドの使用も積極的に検討する必要があると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりALS患者の疼痛は疾患の進行に伴うものではなく,むしろ身体機能の維持された状況で発現しやすいことが示唆された。このことから,ALS患者においては発症早期から定期的に疼痛評価を行うことが必要であると考える。さらに,疼痛を緩和するためにはNSAIDsだけではなくオピオイドや鎮痛補助薬などを使用することが必要であると示唆された。本研究で得られた知見がALS患者の疼痛の緩和,さらにはQOLの向上に資することが期待される。
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