研究課題/領域番号 |
17K15503
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
織田 進吾 名古屋大学, 医学系研究科, 特任助教 (10725534)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 医薬品副作用 / 横紋筋融解症 / 骨格筋障害 / 腎障害 / 動物モデル / グルタチオン / スタチン / フィブラート / 薬剤性横紋筋融解症 / ニューキノロン / 薬学 |
研究成果の概要 |
薬剤性横紋筋融解症は薬物療法において稀に生じる骨格筋障害であり、その10-40%は急性腎不全に至ることが報告されている。本研究では、スタチン系およびフィブラート系薬剤の併用による横紋筋融解症モデルマウスを作成し、骨格筋毒性のポテンシャル評価を行った。またグルタチオン枯渇剤単独投与で、骨格筋細胞壊死、ミオグロビンの逸脱、腎障害を誘導することが判明した。作成した本動物モデルは医薬品の筋毒性ポテンシャル評価に有用であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで汎用されてきたグリセロールを筋肉内投与する横紋筋融解症の動物モデルは、医薬品による横紋筋融解症の特性を必ずしも有しているわけではない。グルタチオン枯渇、フィブラート、及びスタチンの併用により作成した本動物モデルは、医薬品の骨格筋毒性ポテンシャル評価に有用であることが示唆され、医薬品開発における安全性評価に資すると考えられる。また、グルタチオン枯渇による横紋筋融解症/腎障害モデルは、横紋筋融解症に起因する新たな急性腎障害モデルの一つとなり得ると考えられる。
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