研究課題/領域番号 |
17K15506
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
岡田 直人 徳島大学, 病院, 薬剤師 (30623269)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 抗PD1抗体 / 個別化投与法 / 免疫関連有害事象 / 末梢血リンパ球 / 治療効果 / 個別化医療 / 医療薬学 / 抗PD-1抗体 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
本研究は、末梢血のT細胞プロファイルの変化を抗PD1抗体の治療効果や免疫関連有害事象を予測するバイオマーカーとして応用を試みる研究である。多施設共同後ろ向き試験を実施し、悪性黒色腫患者における抗PD1抗体薬の治療効果及び免疫関連有害事象のバイオマーカーを探索したころ、末梢血リンパ球の量的変化と免疫関連有害事象の発現に有意な相関が観察された。さらに、抗PD1抗体薬による有益な治療効果と免疫関連有害事象の発現にも有意な相関が確認された。このことは、末梢血におけるリンパ球の量的変化が、抗PD1抗体の治療効果や免疫関連有害事象を予測するバイオマーカーとして有用であること可能性を示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗PD1抗体の治療を最適化するためには、臨床現場で応用可能な治療効果予測バイオマーカーが必要になる。本解析から末梢血リンパ球の量的変化を指標にすることで抗PD1抗体薬による免疫関連有害事象を早期に予測することが可能であることが示された。末梢血リンパ球数の測定には特別な検査機器は必要なく、臨床応用性が高いバイオマーカーである。そのため、本解析により得られた知見は、応用性の高い知見であり、臨床に即座に還元可能である。
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