研究課題/領域番号 |
17K15516
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
世戸 孝樹 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (30744974)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 炎症性腸疾患 / 抗炎症薬 / 体内動態 / 安全性 / 抗炎症 / 安全性向上 |
研究成果の概要 |
本研究は世界的に患者数が増加し続けている炎症性腸疾患に対して有効かつ安全性の高い治療法の戦略的創出を目指すものである.現在,炎症性腸疾患治療に対する薬剤の貢献度および治療満足度はいまだ低く,高い有効性と安全性を兼ね備えた新たな治療法の開発が望まれている.本課題では抗炎症薬をモデル薬剤とし,新たな経口投与製剤を作製した.調製した製剤は薬剤原末と比較し,良好な経口吸収性を示すとともに,より低用量で大腸炎症モデルラットにおける大腸での炎症反応を抑制した.さらに用いた抗炎症薬で高頻度に発現する副作用の発現を低減しうることを示唆した.本研究が効果的な炎症性腸疾患治療法の創出に貢献することを期待する.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後も世界的に患者数が増加し続ける炎症性腸疾患(inflammatory bowel diseases;IBD)に対して様々な治療薬が活発に創出されているが,IBD 治療に対する薬剤の貢献度および治療満足度はいまだ低く,患者の quality of life に貢献できる新薬開発が望まれている.本課題では既存の抗炎症薬を用いて有効性および安全性の高い新規経口投与製剤開発を戦略的に実行し,今回用いた製剤技術がより効果的な炎症性腸疾患治療薬の創出に貢献するだろう.
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