研究課題/領域番号 |
17K15519
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 千葉科学大学 |
研究代表者 |
高橋 正人 千葉科学大学, 薬学部, 助教 (40738770)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | プロドラッグ / 加水分解酵素 / 生体機能利用 / 薬学 / 有機化学 / カルボキシルエステラーゼ / アトルバスタチン / インドメタシン |
研究成果の概要 |
本研究では、エステル型及びアミド型プロドラッグの代謝活性化に重要な役割を果たしているヒトカルボキシルエステラーゼの基質特異性を解明した後、基質特異性と臓器分布を利用し、特定の臓器で代謝活性化されるプロドラッグモデルの設計及び合成を行うことを目的とした。エステル近傍のアルコキシ基の立体障害や電子密度を調節することで、ヒト肝臓ミクロソーム中で選択的に代謝活性化されるインドメタシンプロドラッグを合成した。また、アシル基の立体障害を調節することで、作用持続型のハロペリドールプロドラッグを合成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医薬品シーズの中には、十分な薬理活性があるものの、体内動態 (吸収・分布・代謝・排泄) において良好な結果が得られず、開発を断念したものが数多く存在する。本研究では、薬物の代謝において主要な役割を果たしている加水分解酵素の性質を解明し、医薬品の構造と代謝速度の関係を明らかにした。さらに、本研究で得られた加水分解酵素の性質を応用し、特定の臓器で特異的に代謝活性化するプロドラッグや作用持続型のプロドラッグの設計及び合成に成功した。
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