研究課題/領域番号 |
17K15555
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
井川 泰葉 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (70779264)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 咬筋筋活動 / マウス / SSRI / ブラキシズム / セロトニン / 筋電図 / 生理学 |
研究成果の概要 |
睡眠時ブラキシズム(SB)は、覚醒反応に関連した反復性の咀嚼筋運動と定義され、歯科治療の予後を左右し得るが、薬物・遺伝的要因などが関連した多因子疾患であり発症メカニズムは不明な点が多い。睡眠時ブラキシズムのリスクインジケーターとして報告されている中で特に薬物に注目し、ヒトのSB増悪が報告された薬物である抗うつ薬であるSSRI(シタロプラム)をマウスに慢性的に投与したところ、Non-REM睡眠中の高い咬筋筋活動を示す時間が有意に増加することを示した。今回はシタロプラムを慢性的に投与したマウスにおいて優位にセロトニンの血中濃度が低いことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠時ブラキシズム(SB)は、GrindingやClenchingを特徴とする、覚醒反応に関連した反復性の咀嚼筋運動と定義され、歯科治療の予後を左右し得るが、発症メカニズムは不明な点が多い。またブラキシズムはストレスや薬物・遺伝的要因などが複合的に関与する多因子疾患であり、マウスピース等の対症療法が第一選択となっているのが現状である。睡眠時ブラキシズム発生メカニズムを神経生理学的に検討し、さらには睡眠時ブラキシズムの機序の解明とこれらを治療法に活かすことは、今後の歯科治療に大きく寄与すると考える。
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