研究課題/領域番号 |
17K15579
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
田和 正志 金沢医科大学, 医学部, 講師 (10510274)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 可溶性グアニル酸シクラーゼ / 一酸化窒素 / 冠動脈狭窄 / 酸化還元状態 / 内膜肥厚 / 循環薬理学 |
研究成果の概要 |
冠動脈における可溶性グアニル酸シクラーゼ (sGC) ヘム鉄の酸化還元状態が狭窄の進行に伴い変化するのかについて、病理学的、生化学的ならびに生理学的手法を駆使して評価した。その結果、sGC ヘム鉄の酸化還元状態は狭窄が生じる以前に変化することが明らかとなった。したがって、狭窄を起こす危険性がある冠動脈では、還元型 sGC を刺激する一酸化窒素 (NO) 供与剤よりも酸化型/アポ sGC を刺激する sGC 活性化剤の方が有用であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究より得られた知見は冠動脈狭窄の病態生理解明の一助となるのみならず、新たな薬物治療法確立に貢献するものである。冠動脈疾患の治療薬としては NO 供与剤が汎用されているが、耐性などの面から使用には制限があり、作用機序の異なる新規薬剤の開発が望まれている。sGC 活性化剤が NO 供与剤に代わる選択肢になり得ることを示した点は新規性が高く、かつ臨床的な意義も大きい。
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