研究課題/領域番号 |
17K15580
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
和氣 秀徳 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 (60570520)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | HRG / 敗血症 / 免疫血栓形成 / 血管内皮障害 / 活性酸素 / 免疫血栓 / 2価鉄イオン / Immunothrombosis / In vivoイメージング / Immunothrombosis / HRG |
研究成果の概要 |
Histidine-rich glycoprotein(HRG)は敗血症病態時に低下し、HRGを補充することで生存率改善効果がある血漿糖タンパク質である。HRGは種々の免疫血栓形成促進因子(LPS、亜鉛イオン、活性酸素、ポリリン酸)を消去、中和、あるいは無毒化し、好中球、血小板、赤血球の凝集、血管内皮への接着を抑制することで、無秩序な免疫血栓の形成を抑制・調節していることが明らかとなった。また、その現象を生体内でとらえることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HRGが敗血症病態を改善するより詳細な作用機序を明らかにすることにより、正しい敗血症の理解に寄与するとともに、新たな視点からの敗血症治療薬の開発に貢献する。また、今回構築した生体内イメージングの手法は、より正確な生体内血球細胞動態や血管状態を把握する上で役立ち、敗血症のみならず、他の病態への応用も可能である。
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