研究課題/領域番号 |
17K15595
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
長野 太輝 神戸大学, バイオシグナル総合研究センター, 助手 (00759988)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 細胞老化 / 個体老化 / 活性酸素種 / マクロピノサイトーシス / Dアミノ酸酸化酵素 / D-アミノ酸 / 老化 / 加齢医学 |
研究成果の概要 |
本研究では、申請者が独自に同定した細胞老化特異的な遺伝子の細胞老化における機能を解析することにより個体老化への関連を明らかにすることを目指して行った。PRODHおよびDAO、LY6Dの3種類の老化関連遺伝子について、老化細胞での機能を解析した結果、PRODHとDAOは活性酸素種の産生による老化促進、LY6Dは空胞形成による老化細胞の生存促進に働くことが明らかとなった。本結果は細胞老化を誘導する分子メカニズムの解明および老化細胞の特性に対する理解を促進し、今後の老化研究の発展に寄与すると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により今まで細胞老化における機能が未知であったPRODHおよびDAO、LY6Dの役割が明らかとなったことから、老化細胞の特性についての理解を推進できたと考えられる。近年、生体内に蓄積した老化細胞が個体老化や老化関連疾患を促進することが示されてきているため、老化細胞の特徴に関する知見は個体老化の理解や治療法の開発に必要であると考えられる。今後、本研究で明らかとなった遺伝子機能を調節することによる老化関連疾患の治療法や予防法の開発が可能となることも期待される。
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