研究課題/領域番号 |
17K15597
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
慶田城 迅 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (00754558)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Necl-4 / ErbB3 / Necl-2 |
研究成果の概要 |
細胞膜受容体ErbB3は、乳がんを含む多くのがんにおいて、その転移や生存を促進するタンパク質として知られている。ErbB3の働きを抑える機能を持つ分子として、細胞接着分子Necl-4を明らかにし、Necl-4によるErbB3の制御機構を解明した。また、Necl-4は、ErbB3以外のがんに関連したタンパク質の作用を抑制していることを示唆する結果が得られ、様々ながん細胞に対しての抑制機能を持った分子である可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、日本では二人に一人はがんになると言われており、その発症や、がん細胞の転移や生存の仕組みの解明は喫緊の課題である。事実、様々な抗がん剤がその仕組みを標的とし、積極的に開発されている。細胞膜受容体ErbB3は、乳がんを含む多くのがんにおいて、その転移や生存を促進するタンパク質として知られている。ErbB3の働きを抑える機能を持つ分子として、細胞接着分子Necl-4を明らかにし、Necl-4によるErbB3の制御機構を解明した。この成果は、ErbB3に対する新規抗がん剤の開発に役立つと期待される。
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