研究課題/領域番号 |
17K15616
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
木暮 泰寛 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (40782389)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | RNA結合タンパク / 転写後制御 / PD-L1 / RNA結合タンパク質 / 3'-UTR / 転写後調節 / 免疫 / 発現制御 / 癌 |
研究成果の概要 |
我々は、様々な癌腫においてPD-L1が3´-UTR欠損により発現亢進するメカニズムを明らかにするために、RNA結合タンパクによるPD-L1の発現制御に着目して実験を行った。PD-L1 3´-UTRのうち、実際にPD-L1発現を制御する機能的部位を同定し、またその部位に結合するRNA結合タンパクを網羅的に解析した。これらの機能的部位に結合するRNA結合タンパクの一部は、実際にPD-L1の発現を負に制御していた。今後、詳細な分子メカニズムの検討を予定している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果によりPD-L1の3´-UTRを介した転写後発現制御の詳細が明らかになり、実際に、PD-L1 3´-UTRに結合して発現を負に制御するRNA結合タンパクが複数存在していることが示された。PD-L1の新たな発現制御の仕組みが明らかになり、更にはこれらのRNA結合タンパクが創薬の標的となる可能性、あるいはPD-L1 3´-UTRの配列自体が新たな治療標的になりうる可能性があると考えられた。
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