研究課題
若手研究(B)
本研究は、これまでに公共の生命科学系データベースなどに蓄積されている様々なゲノムデータを活用したデータマイニングによる遺伝子型-表現型相関モデルの構築と病的意義の大きさを定量的に見積もる統計学的手法の構築を目的とした。モデル疾患を対象にデータマイニングによる遺伝子型-表現型相関の解析を行い、得られたパターンを予測因子として表現型予測モデルを構築し、クロスバリデーション法により予測精度指標を算出・評価したところ、本提案手法において高い予測精度が得られた。今後は、本提案手法の他疾患への応用を検討する。
本研究における統計学的手法による遺伝型‐表現型相関解析および表現型予測モデルの構築は、将来的に遺伝性疾患の原因となる病的バリアントの探索におけるスクリーニングや遺伝子診断における疾患感受性遺伝子予測等への応用が期待される。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)
PLoS One
巻: 15 号: 1 ページ: e0227646-e0227646
10.1371/journal.pone.0227646
Clinical Neuroscience
巻: 35 ページ: 788-791