研究課題/領域番号 |
17K15637
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人体病理学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
池村 雅子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (80524553)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | シヌクレイン / レヴィ小体病 / 心臓 / レヴィ小体 / 病理学 / パーキンソン病 / レビー小体病 / α-synuclein |
研究成果の概要 |
早期レヴィ小体病剖検例を用い、全身臓器においても、抗リン酸化αシヌクレイン抗体よりもプロテアーゼ処理非リン酸化αシヌクレイン抗体の方が、感度高く異常αシヌクレインの検出がある事、また心臓に病変が強調されるレヴィ小体病が存在する事を明らかにした。そのため連続剖検例の心臓及び延髄におけるプロテアーゼ耐性αシヌクレインの沈着を検討した。結果、非開頭のため神経変性疾患を念頭におかず検討された症例の中にも、心臓に高度なレヴィ病変を伴う症例が存在する事が明らかとなり、中には、生前に不整脈を伴っていた症例もみられた。臨床症状とレヴィ小体病理との関係について、さらに症例数を増やし、検討を続けていく予定である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中枢神経系及び末梢神経系において、より感度よく異常αシヌクレインの沈着の検索が行えること、また末梢神経における異常αシヌクレイン沈着の頻度や心臓に病変が強調されるレヴィ小体病が存在することを明らかにした。レヴィ小体病の発症機構の解明や早期診断法の確立に寄与すると思われる。
|