研究課題/領域番号 |
17K15642
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
齊郷 智恵美 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 助教 (10547681)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 滑膜肉腫 / 軟部腫瘍 / 口腔内癌 / Proximity Ligation Assay / PLA / WWOX / TMEM207 / キメラ分子 / proximal ligation / キメラ遺伝子 |
研究成果の概要 |
in situ Proximity Ligation Assayを用いて病理組織切片上での2分子の結合を可視化することを試みた。具体的には、軟部腫瘍での染色体転座による融合遺伝子産物の検出を、滑膜肉腫を例にとり検討し、また、口腔扁平上皮癌での腫瘍抑制因子WWOXを障害するTMEM207分子の結合を可視化する方法を開発、報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
滑膜肉腫で、SS18-SSX融合遺伝子産物の検出、可視化に成功した。これは染色体転座を有する腫瘍(悪性リンパ腫を含む)で通常ホルマリン固定病理切片で、融合遺伝子産物の特異的検出が可能になる道筋をつけたと考える。また、口腔内癌でWWOXとTMEM207の結合を検出しえたことで、悪性腫瘍細胞での腫瘍抑制因子機能を不活化する異常たんぱく質発現が病理組織切片で検出可能なことを示したと考える。
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