研究課題/領域番号 |
17K15678
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
長岡 ひかる 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 研究員 (10757222)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | マラリア / タンパク質相互作用 / ワクチン / 増殖阻害活性 / 増殖阻害試験 / 赤血球結合試験 |
研究成果の概要 |
熱帯熱マラリア原虫赤血球侵入型メロゾイトに存在し、赤血球への侵入に関与していることが考えられるMSP10およびGAMA分子の機能解明を目的として研究を進めた。まず、MSP10およびGAMA分子を5つおよび8つの分断領域に分け、これら分断体を抗原としてウサギに免疫して抗体を作成し、原虫に対する増殖阻害試験を行った。その結果から、GAMAではC末端側に位置する領域、MSP10ではN末端側に位置する領域に侵入阻害活性が認められ、抗原の最小化に成功した。本研究により、ワクチン候補抗原分子の最適化に関する新たな手法を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規マラリアワクチン候補抗原分子の断片領域の抗体を用いて、マラリア原虫に対する増殖阻害活性を測定した結果と、タンパク質間相互作用の生化学的解析の結果を比較して考察したことにより、赤血球侵入における原虫タンパク質複合体の分子機能に対する新たな知見を得られた。また、限局した領域に原虫増殖阻害活性を認めたことで抗原分子の最小化に成功し、本研究からワクチン候補抗原分子の最適化に貢献することができる研究成果を得た。
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