研究課題/領域番号 |
17K15688
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 豊孝 札幌医科大学, 医学部, 助教 (30756474)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 細菌 / 薬剤耐性菌 / 生体内菌発育必須因子 / vivoEF / 多剤耐性 / 感染部位特異的治療 / 敗血症 / 血流感染症 / 多剤耐性菌 / 抗菌薬 / 化合物スクリーニング / 感染症 |
研究成果の概要 |
本研究では、『試験管内では菌の生育・増殖には影響を与えないが、生体内(組織や血液内などの感染部位)において菌の発育・増殖に大きな影響を与える因子』を標的にし、これまでの新規抗菌性物質の検索手法(=試験管内で菌体の発育・増殖を抑える化合物を検索)とは異なる視点で、今後より問題視される多剤耐性菌の制御に関する研究(本因子を阻害する化合物の検索、その阻害部位の同定、生体内での効果を明らかにする)を行った。その結果、血液内でのみ抗菌活性を示す化合物を複数同定し、その化合物が菌の莢膜の産生を抑えることを明らかとした。以上から、本研究で敗血症といった細菌性血流感染症の新たな治療法に関する科学的知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敗血症といった細菌性血流感染症による死亡率は増加の一途をたどっており、多剤耐性菌はその治療を一層困難にしている。よって本研究で明らかにした、『生体内菌発育必須因子(vivoEF) 』とその阻害剤の同定から得た科学的知見は、多剤耐性化や新たな耐性菌を生み出さない新たな感染症治療戦略の確立に寄与する重要な意義を持つと考えられる。
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