研究課題/領域番号 |
17K15696
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
名木 稔 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, 室長 (60711687)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | マイトファジー / Candida glabrata / 貪食細胞 / 好中球 / 病原性 / 酵母 / ミトコンドリア / オートファジー / 病原真菌 / カンジダ |
研究成果の概要 |
病原酵母Candida glabrataのミトコンドリア選択的オートファジー(マイトファジー)は病原性、宿主体内環境適応、鉄欠乏環境における生存の維持に関与している事が明らかにされていたが、それらにおける詳細な役割はわかっていなかった。本研究では、C. glabrataのマイトファジー必須遺伝子であるCgATG32が、好中球内における生存に関与していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病原酵母Candida glabrataのマイトファジーは病原性や宿主体内環境における生存に関与しているが、その詳細は不明であった。本研究において、C. glabrataのマイトファジーに必須なCgATG32の遺伝子破壊株は、好中球と共培養した際の生存率が顕著に低下することが明らかになった。C. glabrataを含むカンジダ属の感染において重要なステップは、血中で好中球やマクロファージに貪食された後の生存である。感染における重要ステップにマイトファジーが関与していることが明らかになったことは、マイトファジーの新たな生理的役割の発見であり、CgATG32は真菌症の新たな治療標的となり得る。
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