研究課題/領域番号 |
17K15703
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
太田 圭介 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (90625071)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ヒトパラインフルエンザウイルス2型 / エンベロープ蛋白 / V蛋白 / 細胞内輸送 / Rab蛋白 / Fアクチン / RhoA / Profilin / F-actin / F蛋白 / HN蛋白 / Rab27a / アクチン / ウィルス / 感染症 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
パラミクソウイルスのゲノムと蛋白は細胞質で合成され、出芽部位の細胞膜へ輸送される。本研究では、パラミクソウイルスの細胞内輸送に関与する宿主因子として、Rab蛋白とアクチン関連分子であるRhoAとProfilin2を同定した。これらの宿主因子は、ウイルス蛋白の細胞膜への輸送を促進したり、ウイルス蛋白と結合して輸送に関連するシグナルを活性化するなどして、ウイルスの細胞内輸送を促進する役割を果たしており、ウイルス増殖に貢献している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞内輸送は全てのウイルスで行われていることであるため、本研究で明らかにしたhPIV-2と細胞内輸送の関係は、hPIV-2以外の多くのウイルスの輸送機構の解明につながると予想したが、実際に、hPIV-2と同属のウイルスは、共通の細胞内輸送機構をもっていた。hPIV-2と同じ目に属するウイルスには、エボラウイルスやRSウイルスなど治療や予防が困難なウイルスも存在し、細胞内輸送を標的とする治療薬の開発基盤につながる。
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