研究課題/領域番号 |
17K15731
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
幸脇 貴久 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (90780784)
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研究協力者 |
押海 裕之
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 自然免疫 / RIG-I / MAVS / Zyxin / 1型インターフェロン / ウイルス / 免疫学 |
研究成果の概要 |
宿主の細胞内に侵入したウイルスRNAは細胞内センサーであるRIG-I like receptors (RLRs) に認識される。RLRからのシグナルはミトコンドリア膜上に発現しているMAVSタンパク質を活性化し、さらに下流へシグナルが伝達され、抗ウイルス性のインターフェロンやサイトカインを産生する。申請者はMAVSと相互作用してインターフェロン産生を制御している新規分子Zyxinを同定し、機能解析を行った。Zyxinはインターフェロン産生を正に制御しており、RIG-IとMAVSの相互作用の足場として働いていることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウイルスRNAセンサーによるインターフェロン誘導は宿主のタンパク質によって厳密に制御されている。RLRsはウイルスを認識すると、MAVSが存在するミトコンドリアまで移動することが知られている。本研究で我々は、RLRsとMAVSの相互作用の足場としてZyxinが役割を果たしていることを発見した。この発見はウイルス感染が誘導する抗ウイルス応答を制御する新たなメカニズムを提唱できたいう面で意義深い。
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