研究課題/領域番号 |
17K15739
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
生谷 尚士 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 上級研究員 (40513718)
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研究協力者 |
高津 聖志
中江 進
常山 幸一
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 肺動脈性肺高血圧症 / インターロイキン(IL)-33 / IL-5 / ILC2 / 好酸球 / 2型自然リンパ球(ILC2) / Interleukin-5 / Interleukin-33 / 2型自然リンパ球(ILC2) / IL-33 / IL-5 / 免疫学 / 自然リンパ球 |
研究成果の概要 |
難病に指定されている疾患の一つである肺動脈性肺高血圧症(指定難病86)は、肺動脈肥厚を起因とした肺動脈圧の著しい上昇により、右心不全を引き起こす疾患である。その病態形成過程は依然不明である。本研究では肺動脈肥厚の新規動物モデルを確立し、白血球の一種である2型自然リンパ球が血管肥厚を誘導するという現象を見出し報告した。血管肥厚を引き起こす細胞集積の機序の一端の解明にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後到来する超高齢化社会において膠原病などの慢性炎症疾患は増加の一途を辿ることが確実視されている。肺動脈性肺高血圧症の発症機序は不明であるが、膠原病などの他の疾患に合併する場合が非常に多い。そのために肺動脈性肺高血圧症の増加も予想されている。本研究は新たな視点から疾患発症の機序の解明を試みたものである。これまでに想定されていなかった細胞の関与も証明しており、新規治療法開発の基盤の構築に貢献するものである。
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