研究課題/領域番号 |
17K15741
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
今福 輪太郎 岐阜大学, 医学部, 助教 (40649802)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 医科歯科連携 / 専門職連携教育 / コミュニケーション / チームワーク / 質的研究手法 / 多職種連携教育 / 医療社会学 / 専門職連携 / 医科歯科連携医療 / 組織 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、医科歯科連携の実態を調査し、その連携の促進及び阻害要因を明らかにすることで、医療実践に直結した専門職連携教育の基盤を構築することにある。高学年の医療系学生(歯科衛生士・医学)への質的調査により、連携推進の障壁として「専門職間コミュニケーション」「多職種との力関係」「多職種との方針の違い」「多職種の役割の理解」等が挙げられた。特に、歯科衛生士学生は自職種を下層に位置づける「多職種との力関係」の意識が強い。一方で、医学生は歯科医療に対してう蝕治療のイメージが強く「多職種の役割の理解」が限られた。この調査結果を基盤に、卒前と卒後をつなぐ多職種連携教育に関する研修会を開催した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
周術期管理や栄養管理・摂食嚥下障害サポートなど医科歯科連携の重要性が高まる中、その実態に焦点を置き、医療者やその学習者の経験・認識を探索した研究は非常に少ない。本研究は、医科歯科連携に関わる医療者・学習者の連携に対する価値観や認識を記述し、専門職間で異なる要因が連携に影響していることを明らかにした。本調査結果を基盤にして、全国の医療教育者を対象にした卒前と卒後をつなぐ多職種連携教育の在り方を考えるワークショップを開催したことで、医科歯科連携を推進する教育開発に寄与することができた。
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