研究課題/領域番号 |
17K15742
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西山 知佳 京都大学, 医学研究科, 准教授 (40584842)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 心肺蘇生教育 / 胸骨圧迫 / AED / 院外心停止 / 病院外心停止 / 自動体外式除細動器(AED) / 医療社会学 / 疫学 |
研究成果の概要 |
京都大学では2015年から毎年4月に全新入生に対して救命講習会を実施している。本研究は、学生の大学生活において①人が倒れた現場への遭遇頻度、②救命行動の実施の有無、③救命行動を起こした学生と起こせなかった学生の間でどのような要因があるのかを明らかにすることを目的にした。人が倒れた場面への遭遇頻度は2.5/100人年、心停止への遭遇頻度は1.1/100人年であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
市民が心停止に遭遇する頻度を初めて明らかにした研究である。今回の結果は京都大学の学生を対象にしたものであり対象に偏りはあることは否めないが、市民にとって、どの程度自分たちに心停止が身近なものなのかを想像し、心肺蘇生を学ぶ意義や救命意欲を高めるための根拠となる貴重なデータだと考える。また人が、救命行動を起こす要因がどの程度の大きさ(影響)を与えているのかを明らかにすることが出来た。これらは市民に対する心肺蘇生講習会プログラムを検討する上で、どのようなメッセージを含めればいいのかを検討する基礎データとなった。今後、この結果をベースに講習会プログラムの開発を行う。
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