研究課題/領域番号 |
17K15747
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
小山 耕太 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 非常勤講師 (60748127)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 地域医療 / 医師育成 / 教育拠点 / 医師不足 / 教育体制 / 総合診療 / 医師会 / 救急医療 / 医学教育 / プライマリ・ケア / 地域偏在 / 熊本県 / 総合診療科 |
研究成果の概要 |
本研究では、地域における総合診療科の診療効率及び地域医療実践教育拠点を中心とした総合診療医教育体制の有用性を明らかにする為、公立玉名中央病院(当院)総合診療科入院患者及び当院職員、玉名郡市医師会関係者に対しアンケート調査を実施した。結果、玉名地域における教育拠点による医師育成に対し多くの方が協力的である事が示され、約4年の時間を経て、当院入院・外来患者数増加(救急搬送有明医療圏最多と不応需率5%未満を達成)と常勤医師数及び診療科の増加にも寄与している事が分かった。 最後に地域での医師育成は、地域医療の発展を経て、中長期的に地域の医師不足や医師の都市部集中・偏在の解消に有効であると結論付ける。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1)総合診療科(当科)入院患者109名対象の入院満足度調査。結果)満足度は80%以上。医師育成に対し、多く(80%)の患者が協力的。課題)基本的な挨拶や自己紹介の徹底。2)玉名郡市医師会所属医師、医療機関勤務医師 (123名)を対象の地域医療連携に対する満足度調査。結果)医療連携での当科の診療の質(知識・技術・態度)に対し90%以上が満足。課題)診療経過報告書作成の徹底。救急医療体制の整備。後継者不足。3)公立玉名中央病院の職員703名を対象の医師育成に対する意識調査。結果)自院での医師育成に対し、全体的に協力意識は高い(70%)。課題)医師育成による具体的な効果についての周知。
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