研究課題/領域番号 |
17K15753
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
今村 陽平 久留米大学, 医学部, 助教 (10529324)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 吸入アドヒアランス / 気管支喘息 / 慢性閉塞性肺疾患 / 内服アドヒアランス / COPD / 高齢者 |
研究成果の概要 |
吸入療法は気管支ぜん息(ぜん息)や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療で中心的な役割を演じている。しかし、吸入療法は内服療法と異なり、多種多彩な吸入器が存在し、それらの取り扱い、吸入手技および用法用量の理解や習得が必至となる。この吸入療法の複雑性が吸入薬アドヒアランスあるいはコンプライアンスの低下を来し、疾患コントロールレベルの低下や医療費の無駄遣いが懸念される。 今回の研究では、ぜん息やCOPD患者の吸入薬アドヒアランスあるいはコンプライアンスの実態を解明し、内服薬とは異なる問題点を洗い出し、吸入薬の適正使用を啓発するシステムの構築を目指したい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人のCOPDとぜん息患者の吸入薬アドヒアランスに対する障壁をASK-20質問表を用いて検討した。その結果、経口薬に対して吸入薬の独立したアドヒアランスバリアは、同じ吸入薬を使用するCOPDとぜん息患者ではそのアドヒアランスに対する障壁の内容が異なった。今回のこれらの結果は、吸入薬アドヒアランスにおける障害因子の特定化や患者の個別教育に役立つと考えられた。本システムの構築がなされれば、吸入薬アドヒアランスの更なる向上が望め、医療費の無駄を削減できると考えている。
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