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放射断層撮影法を応用した生体内PD-1全身動態の可視化

研究課題

研究課題/領域番号 17K15763
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 応用薬理学
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

研究代表者

小此木 範之  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部, 医長(定常) (00750572)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードPD-1 / 放射断層撮影 / 放射線医学 / 免疫
研究成果の概要

生体内のProgram death-1(PD-1)の全身動態を画像検査で評価するための基礎研究を行った。PET検査に代表される放射断層撮影法での検査を可能にするため、まずは薬剤の開発を行った。64Cu(半減期13時間)標識抗PD-1抗体にPD-1が結合可能であることを確認し、48時間までの結合安定性を確認した。次に、開発した薬剤を正常マウスに投与し、PET撮像を行った。64Cu標識抗PD-1抗体は肝臓に多く分布し、更に脾臓並びに腸管リンパ節に分布していることが示された。更に、腫瘍移植マウスにおいても実験を行い、腫瘍にも64Cu標識抗PD-1抗体が分布することが確認できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、抗PD-1抗体に代表される、免疫チェックポイント阻害薬の有効性が数多く報告されている。しかしながら、免疫チェックポイント阻害薬は全ての患者に有効という訳ではなく、治療効果予測が現状の喫緊の課題の一つである。また、薬剤の至適投与期間については、学術的、医療経済学的にも重要な課題である。非侵襲的に、繰り返し施行可能な評価方法の確立は、これらの薬剤の適正な使用に貢献するものと考える。本研究はマウスを用いた、基礎的研究であるが、この結果を元に臨床応用を目指す。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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