研究課題/領域番号 |
17K15766
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
古川 貴之 北海道大学, 保健科学研究院, 助教 (30754642)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | カルジオリピン / 化学合成 / 質量分析 / 定量分析 / 慢性腎臓病 / バイオマーカー |
研究実績の概要 |
本研究はカルジオリピンが慢性腎臓病における新たなバイオマーカーになりうるか検証することを目標としている。大きく3つのフェーズがあり、①標品の合成、②定量系の確立、③臨床検体の分析からなる。昨年度中に行った内容は、①と②にあたる部分であり、具体的には1)合成経路の確立、2)新規合成経路の探索、3)定量測定系の確立に向けた検討の3つである。それぞれについて簡単に述べる。 1)合成経路の確立に関しては、申請時に計画していた合成経路が汎用的であることを異なる脂肪酸を有する化合物を合成することで確認することができた。現在までに奇数鎖脂肪酸のC15、不飽和脂肪酸のオレイン酸、リノール酸の計3種類の合成に成功している。 合成経路で難易度が高い点は、ホスホジエステル結合を構築する骨格形成反応と脱保護である。 2)新規合成経路の探索に関しては、1)の問題点として挙げた骨格形成反応を簡略化することを主眼としたものである。すなわち、脂肪酸の種類を変える度に骨格形成反応を行う必要がない経路の開発を目指す。保護グリセロールとの骨格形成反応は低収率ながら目的物が得られており、今後の検討によって実践的なものへ改善することができることが見込まれる。今後は基質の保護基を検討する必要があると考えている。 3)の定量測定系に関しては、標品を用いて系の確立に向けた実験を進めている。検量線は良好な直線性を示すことを確認しており、今後は系のバリデーションのため添加回収試験が必要と考えている。
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