研究課題/領域番号 |
17K15774
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
井上 直哉 大阪大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師 (80710269)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 自己免疫性甲状腺疾患 / 遺伝子多型 / B7ファミリー / T細胞 / 甲状腺 / 検査法 / polymorphism / 臨床検査 |
研究成果の概要 |
本研究では、B7ファミリーと自己免疫性甲状腺疾患との間に関連性があるのかどうか明らかとするために、我々は自己免疫性甲状腺疾患患者および健常群において遺伝子多型をタイピングし、B7ファミリー発現を調べた。その結果、我々は、CD80 rs1599795A/TおよびCD86 rs2222631多型がそれぞれ橋本病の重症度およびバセドウ病の活動性に関与しており、一方CD86 rs2715267A/C多型は橋本病の疾患感受性に関係しており、末梢血中B細胞におけるCD80発現また末梢血単球におけるCD86発現が自己免疫性甲状腺疾患の重症度および疾患感受性にそれぞれ関与する、以上の内容を初めて明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今まで、副刺激分子であるB7ファミリーと自己免疫性甲状腺疾患との関係は、明らかではない部分が多かったが、本研究において遺伝子多型解析および免疫細胞おける発現解析を行った結果、B7ファミリーと自己免疫性甲状腺疾患の病態との関係がより明らかとなった。本研究成果により、自己免疫性甲状腺疾患の病態解明につながり、さらに病態を鋭敏に反映する新規検査法の開発にもつながる結果であり、患者さんへの利益につながると考えられる。
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