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RGS5遺伝子の甲状腺癌抑制効果解明による新規癌リスク評価検査の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K15779
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 病態検査学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

伊藤 祐子  福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (60402038)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードRGS4 / 甲状腺転写因子 / 脱分化甲状腺癌 / 分化誘導 / 癌細胞死 / アポトーシス / TTF-1 / 甲状腺癌 / 細胞死 / RGS5 / ネクローシス / RGS16 / TTF-1遺伝子 / RGS5遺伝子
研究成果の概要

甲状腺転写因子TTF-1発現が消失して本来の甲状腺細胞機能を失った甲状腺乳頭癌培養細胞に、アデノウイルスベクターを用いてTTF-1遺伝子を導入した結果、アポトーシスとネクローシスを介して癌細胞死が誘導されることが示された。
またPCR解析において、TTF-1導入後にRGS5およびRGS4遺伝子の発現が著増した。RGSはGタンパクを介して細胞内シグナル伝達を調節する。このうちRGS4の発現を抑制すると、TTF-1導入による細胞死、アポトーシスおよびネクローシスの誘導効果は減弱した。TTF-1再発現による甲状腺癌細胞死誘導にはRGS4が関与する機序が存在することが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

甲状腺癌は一般的に予後の良い乳頭癌のような分化型甲状腺癌が大部分を占めるが、一部は分化度が低下し治療抵抗性である。本研究の成果は、このような悪性度の高い脱分化甲状腺癌にTTF-1を再発現させることができれば癌細胞死を誘導することにより甲状腺癌の治療に繋がる可能性を示唆している。また、RGS4はTTF-1導入による甲状腺癌細胞死誘導に関与することが明らかとなったが、他臓器癌におけるRGS4の役割も報告されていることから、癌細胞増殖とRGS4の関連について今後さらに研究する意義が示された。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] TTF-1非発現甲状腺癌細胞の細胞死誘導におけるARG2遺伝子の役割2019

    • 著者名/発表者名
      伊藤祐子
    • 学会等名
      第92回日本内分泌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書 2018 実施状況報告書
  • [備考] 福島県立医科大学 学術成果リポジトリ

    • URL

      http://ir.fmu.ac.jp/dspace/handle/123456789/1336

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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