研究課題/領域番号 |
17K15796
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
細川 翔太 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (20790554)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 画質評価 / 核医学 / PET / FDG / 標準化 / SNR / PET/CT |
研究成果の概要 |
PET/CT再構成画像の品質を簡便かつ高精度に評価する新たな指標の開発を目指した。CT画像とPET画像の両者の情報を用いることで軟部組織を抽出し、全身の画質評価を行う手法を開発した。具体的にはCT値およびPET値(SUL)に上限・下限を設定し、10,000通り以上の組み合わせにおいて変動係数を求め、画質と相関の高い範囲を決定した。また、主観に近い客観的評価として顕著性を用い信号の見えやすさと描出形状を評価する指標を開発した。顕著性による評価の妥当性をシミュレーション実験およびファントム実験により確認した。上記3つの評価において従来指標を上回る精度が得らえた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核医学検査は装置や撮像法によって画質が大きく変化する。全国(全世界)のどの施設においてもある一定の画質が担保されていることが望ましく、画質が劣る施設はそれを自覚し検査薬剤の投与量を増加させる、もしくは検査時間を延長するなどの措置を講じることが望ましい。これまで臨床画像は得られた信号量を基に画質評価をしていたが、近年では技術の進歩によって少ない信号量でも高画質な画像が得られる装置も導入されている。そのため、信号量ではなく、そこから再構成した最終的な画像を基に評価することが望ましい。現状では再構成画像を評価する高精度な方法が確立されていなく、本研究ではその問題に対して新たな手法を提案した。
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