研究課題/領域番号 |
17K15798
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
酒井 真理 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70727338)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | コンプトンカメラ / Y-90の / 制動X線 / 核医学 / 画像再構成 / コ ン プ ト ン カ メ ラ / Y-90 / イットリウム / イブリツモマブ チウキセタン / 放射線 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
人体ファントムを用いた測定を行った。また画像再構成の高速化を図り、画像再構成に要する短縮した。この過程でノイズの影響が再構成画像に大きく出てしまうようになったことから、ノイズ抑制フィルターを画像再構成アルゴリズムに加えた。新しく作成した画像再構成プログラムの性能をシミュレーションにより評価したところ、画像再構成にかかる時間を短縮しながらより高い画質の画像を得られることが確認された。これらを組み合わせることで、コンプトンカメラによりY-90の分布をイメージングすることができた。また測定性能を従来の機器と比較したところ、従来のシンチカメラ(SPECT)と同程度の分解能を得られることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンプトンカメラは一般的にγ線を測定するために用いられるが、β線源をイメージングできる可能性が示された。本研究の結果はY-90の体内動態を直接測定できる可能性を示すもので、将来の医療費抑制に大いに役立つ。またコンプトンカメラの医療応用に向けた画像再構成手法の開発を行ったことにより、核医学応用だけでなく、粒子線の飛程測定など近距離のコンプトンイメージングの性能を向上させることに成功した。
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