研究課題/領域番号 |
17K15801
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 日本赤十字社和歌山医療センター(臨床研究センター) (2018-2020) 京都大学 (2017) |
研究代表者 |
石原 佳知 日本赤十字社和歌山医療センター(臨床研究センター), 放射線治療科部, 医学物理課長補佐 (60709351)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 被ばく線量計算 / 線量計算 / モンテカルロ法 / 被ばく線量 / 医学物理 / 医療被ばく / 放射線 / 被ばく |
研究成果の概要 |
X線撮影検査、核医学検査、血管造影検査、放射線治療など医療分野において放射線は必要不可欠なものとなっている。MV-X線を使用する放射線治療においては事前に患者体内のどの部位に、どの程度、放射線が投与されているか定量的な線量計算を行う。しかし、診断領域においては低エネルギーkV-X線が使用され、被ばく線量低減のための工夫は施されているが、患者体内の線量計算システムが存在せず、定量的な線量計算を行っていない。 本研究ではkV-X線を用いた医療放射線検査全てに対応した患者個人の生涯医療被ばく線量を計算するシステムの基盤開発を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線治療に用いられている線量計算システムの様に、放射線画像検査領域において、患者個人の被ばく線量を定量的に計算する環境は現在存在しない。そのため、装置からの出力、患者体表の線量計の値を使用すことにより管理を行っているのが現状である。 本システムの開発により放射線画像検査、核医学検査、血管造影検査における患者個人に対する医療被ばく線量の算出が可能となる。 医療施設側においても、体内被ばく線量見える化により、放射線検査、放射線治療計画の最適化が可能となり、被ばく線量低減や有害事象低減に向けて具体的な数値データを根拠に貢献可能となる。
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