研究課題/領域番号 |
17K15806
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
城戸 優充 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30729281)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 有限要素解析 / 扁平足 / 矯正骨切り術 / 有限要素法 / 変形足 / オーダーメイド手術 / 医用画像情報学 |
研究成果の概要 |
剛体の応力シミュレーションを行う有限要素解析を、扁平足における矯正骨切り術の術前評価に応用し、最適な骨切り方法について予測した。 具体的には扁平足患者のCTデータを元に扁平足モデルを作製し、モデルに対して2つの矯正骨切り術(踵骨骨切り内方移動術と外側支柱延長術)のシミュレーションを行い、最適な骨切り方法について予測した。Stage 2扁平足1足において骨移動量8mmの踵骨骨切り内方移動術、骨延長量10mmの外側支柱延長術が最適であると予測した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では有限要素解析を矯正骨切り術の術前評価に応用し、扁平足患者における最適な骨切り方法を予測した。矯正骨切り術の術前評価にはこれまで荷重X線像が用いられていたが、骨切りの部位や方法は術者の感覚や経験に大きく依存しており、客観性に欠けていた。有限要素解析を用いることで、患者に適した骨切り方法を三次元的かつ客観的に検討することができる。 また扁平足患者に適切な矯正骨切り術を施行することで、矯正不足による変形の再発,過矯正による逆変形などの合併症を防ぐことができ、患者のQOL改善に貢献することができる。
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